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熱傷(やけど)の湿潤療法
14歳のお子さんが熱湯を大腿部にこぼし、第2度熱傷を受傷され当院を受診されました。

⬆️受傷直後
受診時には水疱を丁寧に処置し、ドレッシング材を貼って治療を開始しました。
やけどの治療では「湿潤療法」を行い、傷を乾かさずに保つことで皮膚を再生する細胞が活発に働きます。

⬆️翌日
治療から6日後には、浸出液もおさまり、新しい皮膚で覆われる「上皮化」が完成しました。
跡が完全に消えるまでにはもう少し時間がかかりますが、第2度の浅いやけどは時間の経過とともに少しずつ目立たなくなっていきます。

⬆️受傷から6日後
ご自宅での注意点としては、やけどの部分を「消毒しないこと」が大切です。
消毒をすると皮膚の再生に必要な細胞まで壊してしまう可能性があるため、基本的には医師の指示通りに処置を続けることが、きれいな治りにつながります。