外科
ケガ、やけどの治療や腫瘍の切除などをおこないます。ケガや熱傷対して、痛みのない新しい創傷治療を行っています。
新しい創傷治療(湿潤治療)では、キズに消毒薬をつけたり、擦り傷などに直接ガーゼを当てたりしません。かさぶたはできず、痛くなく、早く治ります。
縫合が必要なケガもありますが、このときの局所麻酔も痛みを感じない手技で、子供さんでも泣かないようにしています。
外来手術
各種の腫瘍摘出などの外来手術は、8:00から予約にて行っています。
ケガの湿潤療法
肘の擦過創を受傷して来院
キズの中の小さな汚れは水できれいに洗います。
消毒薬はキズにとって障害となるためつけません。

キズにはポリエチレンのシート(サランラップのようなもの)を当ててキズの表面が乾かないようにします。(湿潤療法)
その上に余分に出てくる浸出液を吸収させるためガーゼを当てます。

4日目の状態。キズの表面はうっすらと湿っています。
キズの周辺はすでに皮膚がでてきています。
かざぶたはできません。
ガーゼと違いポリエチレンのシートはキズにくっつきません。
毎日キズのまわりを水で洗います。健常な皮膚がむれるのが欠点です。
あとは滲出液(キズから出るしる)がでなくなるまでシートを貼りかえます。
表皮化すれば、しるはでませんが、皮膚が薄い間はこすれないようにシートを当てておきます。

熱傷の湿潤療法
足背の熱傷(やけど)を受傷して来院
水疱を取り除きフィルムを貼ります。
決して痛い消毒をしたり、ガーゼを当てたりしません。
やけどの表面は湿った状態に保ちます。(湿潤療法)

3日目の状態。やけどの表面はうっすらと湿っています。
カサブタもできません。
ポリウレタンフィルムはキズにひっつかず、はがす時に痛みません。

10日目。表皮化して治癒。
湿潤療法の治療過程は痛くなくかさぶたもはりません。

痔の検査治療
痔でお悩みの方は多くみえます。多くの場合は出血で気がつかれますが、痛みで気づく場合もあります。
痔には、痔核、裂肛、痔ろうがありますが、一般的にはいぼ痔と言われる痔核の方が多いようです。
痔核や裂肛はほとんどの場合、手術をせずに治ります。
ただし、ここで注意しなければいけないことは、直腸、肛門の腫瘍でなく、痔であることを確認することです。
胃癌、大腸癌などの手術後の治療
当院では、入院手術は行っていませんが、連携病院で手術を受けた後の診察、治療を連携病院の主治医と連絡を取りながら、継続的な治療を行っています。
術後の精密検査は連携病院で定期的に受け、日常での診察は当院で行うようにしています。
整形外科
腰痛、肩こり、膝痛、神経痛などの診断、治療これらの症状のもととなっている病気や原因を診察で見つけ出し治療にあたります。
内科、外科、整形外科など幅広い視野からの診察をおこないます。
骨折、捻挫や種々のケガの治療も行います。
打撲、捻挫、骨折や筋肉の損傷、アキレス腱の断裂
打撲、捻挫は初期治療が大切です。初期治療はシップではなく、圧迫、固定、局所安静で治療します。
打撲は皮下や筋肉内に血腫(血の塊)を生じたり捻挫は関節のゆるみを生じたりすることがあります。
写真は打撲後3日目。痛みと腫れが続き受診。
血腫形成を認め切開し除去しました。受傷直後に圧迫してあればよかった例です。
腫れや痛みが強い時は早めに診察をうけましょう。骨折に対しては、痛みがないように麻酔をしてレントゲン透視(テレビモニター)を見ながら骨折部の整復を行うため良い整復位がえられます。当院では保存的治療(整復してギプスなどで固定をする方法)を行っていますが、骨折の状態によっては、手術が必要な場合がありますが、このような時には、連携病院の整形外科等を紹介しております。筋肉の損傷や腱の損傷に対しては超音波検査を行い、損傷の程度をチェックすることもあります。
アキレス腱断裂に対しての治療は手術する方法と手術せずギプスで治す方法があります。
当院では手術をしない方法で治療を行っています。



ばね指、腱鞘炎(低出力レーザー治療)
岐阜外科では低出力レーザーでの治療をしています(痛みはありません)
症状によっては腱鞘内注射を行うこともあります。
これらの治療で良くならない時には、手術も行っています。

保存的治療でよくならないとき。また、手術を希望されるとき手術を考慮します。
局所麻酔にて5~6mmの皮膚切開で約10分程で終わります。
8:00から始めますが、9:00前に帰宅できます。

手術終了時は皮膚を縫合しますが、指は直後から使用できます。
(お仕事できます)
手術当日は水で濡らさないようにしますが(濡れてしまってもかまいません)翌日からは手を石鹸で洗ってもかまいません。

翌日、手術創のチェックをします。
指は普通に使えますし洗えます。
痛みや張れがなければ、手術後約10日から14日で抜糸です。

巻き爪、陥入爪
爪を切らないワイヤーによる爪の矯正治療も行っております。(この治療に関しては保険外になります。)
かなり強い巻爪ですが、マチワイヤーで矯正されていきます。

この間、仕事も運動も普通におこなえます。
靴下に穴が開きやすいのでバンドエイドなどを貼っている方もみえます。
