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【顎関節症?】口を開けると「コキコキ音がする」「痛い」方へ 〜咬筋のトリガーポイントが原因かもしれません〜
「口が大きく開けられない」「開けるときにコキコキ・コクコクと音がする」「口を開けると痛い」——
そんな症状で歯科を受診し、「顎関節症」と診断されたけれど、なかなか良くならない……。
こうした方が、時に当院を受診されます。
咬筋(こうきん)に“トリガーポイント”が隠れていることがあります
診察をしてみると、咬むときに使う「咬筋(こうきん)」という筋肉に、トリガーポイントと呼ばれる“コリ”のような部分が見つかることがあります。
このトリガーポイントが原因で、筋肉がこわばり、痛みや違和感、開口障害(口が開けにくい)が起きている場合があるのです。

トリガーポイント注射で症状が軽減することも
咬筋のトリガーポイントに、局所麻酔薬を注射する「トリガーポイント注射」を行うことで、筋肉の緊張がほぐれ、
「口が開けやすくなった」「痛みが和らいだ」と感じる方が多くいらっしゃいます。
自宅でのケアも大切です
注射後も、ご自宅でのマッサージやストレッチを続けていただくことで、さらに効果が高まります。
症状によっては、1週間に1〜2回のペースでトリガーポイント注射を継続することもあります。
顎関節症と診断されても、改善しない場合は…
「歯科では治療を受けているけれど、なかなか良くならない」
そんな時は、筋肉のこわばり=トリガーポイントが原因になっていないか、視点を変えてみることが大切です。
気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。